【活用ガイド】

JVNDB-2014-003667

Linux Kernel の net/sctp/associola.c 内の sctp_assoc_update 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/sctp/associola.c 内の sctp_assoc_update 関数は、SCTP 認証が有効になっている場合、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび OOPS) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.15.8 まで

想定される影響

第三者により、逆方向のエンドポイント間の以前の関連付けを確立するために INIT および INIT ACK チャンクを交換した後、2 つのエンドポイント間の関連付けの確立を直ちに開始されることで、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5077
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5077
更新履歴

  • [2014年08月04日]
      掲載
    [2014年11月21日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1668) を追加
    [2014年11月28日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1763) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1083) を追加