【活用ガイド】

JVNDB-2014-003662

Wireshark の GTP および GSM Management 解析機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Wireshark の GTP および GSM Management 解析機能の (1) epan/dissectors/packet-gtp.c および (2) epan/dissectors/packet-gsm_a_gm.c 内の APN デコード機能は、特定のバッファを完全に初期化しないため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.10.9 未満の 1.10.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたパケットを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Wireshark オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5163
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5163
更新履歴

  • [2014年08月04日]
      掲載
    [2014年10月06日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple Buffer Errors vulnerabilities in Wireshark) を追加

公表日2014/07/31
登録日2014/08/04
最終更新日2014/10/06