【活用ガイド】

JVNDB-2014-003509

MIT Kerberos 5 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) には、サービス運用妨害 (バッファオーバーリード、NULL ポインタデリファレンス およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.12.2 未満の 1.12.x
  • Kerberos 5 1.7.x およびそれ以降

想定される影響

第三者により、無効なトークンを GSSAPI アプリケーションのセッションに挿入されることで、サービス運用妨害 (バッファオーバーリード、NULL ポインタデリファレンス およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4342
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4342
更新履歴

  • [2014年07月23日]
      掲載
    [2014年12月25日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple Buffer Errors vulnerabilities in Kerberos) を追加 
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0439) を追加