【活用ガイド】

JVNDB-2014-003284

インテルプロセッサ上で稼動する Linux Kernel における競合状態を利用される脆弱性

概要

インテルプロセッサ上で稼動する Linux Kernel は、IRET を使用しないシステムコールの場合、保存された RIP アドレスの非カノニカル値の使用を適切に制限しないため、競合状態を利用され、権限を取得される、またはサービス運用妨害 (二重フォールト) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.15.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、ptrace および fork システムコールを行う巧妙に細工されたアプリケーションを介して、競合状態を利用され、権限を取得される、またはサービス運用妨害 (二重フォールト) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4699
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4699
更新履歴

  • [2014年07月10日]
      掲載
    [2014年07月28日]
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-3.14.11) を追加
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-3.10.47) を追加
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-3.4.97) を追加
    [2014年08月06日]
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-3047) を追加
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-3048) を追加
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-0924) を追加