【活用ガイド】

JVNDB-2014-003239

PHP の ext/standard/info.c の phpinfo の実装における重要な情報を取得される脆弱性

概要

PHP の ext/standard/info.c の phpinfo の実装は、PHP_AUTH_PW、PHP_AUTH_TYPE、PHP_AUTH_USER、および PHP_SELF 変数に対して文字列データ型を使用しているかを確認しないため、プロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.4.30 未満
  • PHP 5.5.14 未満の 5.5.x

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工された値を持つ整数データ型を使用されることで、プロセスメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group オラクル ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4721
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4721
更新履歴

  • [2014年07月09日]
      掲載
    [2014年12月02日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1765) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1766) を追加
    [2015年03月27日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - January 2015) を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2014-8) を追加