【活用ガイド】

JVNDB-2014-003205

複数の IBM 製品のファームウェアにおける任意の IPMI コマンドを実行される脆弱性

概要

IBM BladeCenter 管理モジュール (AMM)、IBM 統合管理モジュール (IMM)、および IBM 統合管理モジュール II (IMM2) のファームウェアは、平文の IPMI 認証情報が含まれているため、任意の IPMI コマンドを実行され、その結果、blade remote-control セッションを確立される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • BladeCenter 管理モジュール ファームウェア 3.66E 未満
  • 統合管理モジュール II ファームウェア 4.15 未満
  • 統合管理モジュール ファームウェア 1.43 未満
  • BladeCenter 管理モジュール
  • 統合管理モジュール
  • 統合管理モジュール II

想定される影響

攻撃者により、(1) シャーシ内部のネットワーク、または (2) Ethernet-over-USB インターフェースへのアクセスを利用されることで、任意の IPMI コマンドを実行され、その結果、blade remote-control セッションを確立される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0860
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0860
  2. 関連文書 : ibm-bladecenter-cve20140860-info-disc (90880)
更新履歴

  • [2014年07月08日]
      掲載