【活用ガイド】

JVNDB-2014-003162

Linux Kernel の ALSA 制御の実装の sound/core/control.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の ALSA 制御の実装の sound/core/control.c には、(1) snd_ctl_add 関数の index 値、および (2) snd_ctl_remove_numid_conflict 関数の numid 値に関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.15.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、/dev/snd/controlCX アクセスを利用されることで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4656
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4656
更新履歴

  • [2014年07月07日]
      掲載
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0087) を追加