【活用ガイド】

JVNDB-2014-003020

32-bit x86 プラットフォーム上で稼動する Linux kernel の arch/x86/kernel/entry_32.S におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

32-bit x86 プラットフォーム上で稼動する Linux kernel の arch/x86/kernel/entry_32.S には、システムコール監査が有効であり、かつ sep CPU 機能フラグが設定されている場合、サービス運用妨害 (OOPS およびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.15.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、不正なシステムコール番号を介して、サービス運用妨害 (OOPS およびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4508
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4508
  2. 関連文書 : CVE request: Another Linux syscall auditing bug
  3. 関連文書 : Re: CVE request: Another Linux syscall auditing bug
更新履歴

  • [2014年06月24日]
      掲載
    [2014年08月06日]
      対策:内容を更新
      ベンダ情報: kernel.org (ChangeLog-3.2.61) を追加