【活用ガイド】

JVNDB-2014-002949

apt におけるトロイの木馬のパッケージをダウンロードされる脆弱性

概要

apt は、ソースパッケージを適切に検証しないため、トロイの木馬のパッケージをダウンロードされ、インストールされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • apt 0.8.10.3+squeeze2 未満 (ディストリビューション squeeze)
  • apt 0.9.7.9+deb7u2 未満 (ディストリビューション wheezy)
  • apt 1.0.4 未満  (ディストリビューション sid)

本脆弱性は、「apt-get source」 コマンドを経由してソースパッケージをダウンロードした場合のみ影響を受けます。
通常の Debian パッケージのインストールやアップグレードには影響はありません。
想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、リリース署名を削除されることで、トロイの木馬のパッケージをダウンロードされ、インストールされる脆弱性が存在します。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : #749795
  • Debian Security Advisory : DSA-2958
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0478
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0478
更新履歴

  • [2014年06月18日]
      掲載
    [2014年06月25日]
      影響を受けるシステム:内容を更新