【活用ガイド】

JVNDB-2014-002904

FreeBSD カーネルにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

FreeBSD カーネルの (1) execve および (2) fexecve システムコールには、すべてのスレッドが終了する前にプロセスの仮想メモリアドレス空間およびマッピングを破壊するため、サービス運用妨害 (トリプルフォールトおよびシステムリブート) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 8.4 以上 p11 未満
  • FreeBSD 9.1 以上 p14 未満
  • FreeBSD 9.2 以上 p7 未満
  • FreeBSD 10.0 以上 p4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたシステムコールを介して、無効なページテーブルポインタデリファレンスを誘発され、運用妨害 (トリプルフォールトおよびシステムリブート) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3880
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3880
更新履歴

  • [2014年06月13日]
      掲載