【活用ガイド】

JVNDB-2014-002848

Microsoft Internet Explorer 6 から 11 の SChannel における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 6 から 11 の SChannel には、サーバの X.509 証明書が再ネゴシエーション中に再ネゴシエーション前と同一であることを確認しないため、重要な情報を取得される、または TLS セッションデータを変更される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「TLS サーバー証明書の再ネゴシエーションの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Internet Explorer 7
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、"トリプルハンドシェイク攻撃" を介して、重要な情報を取得される、または TLS セッションデータを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1771
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1771
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年6月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0025
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-030,031,032,033,034,035,036)(2014年06月11日)
更新履歴

  • [2014年06月13日]
      掲載