【活用ガイド】

JVNDB-2014-002834

複数の Microsoft Windows 製品の Remote Desktop Protocol の実装における重要な情報を取得される脆弱性

概要

複数の Microsoft Windows 製品の Remote Desktop Protocol (RDP) の実装は、セッションを適切に暗号化しないため、重要な情報を取得される、またはセッションコンテンツを変更される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「RDP MAC の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 7 for 32-bit Systems SP1
  • Microsoft Windows 7 for x64-based Systems SP1
  • Microsoft Windows 8 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8 for x64-Based Systems
  • Microsoft Windows 8.1 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8.1 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2012 R2

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、ネットワークを傍受されることで、重要な情報を取得される、または巧妙に細工された RDP パケットを送信されることで、セッションコンテンツを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0296
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0296
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年6月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0025
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-030,031,032,033,034,035,036)(2014年06月11日)
更新履歴

  • [2014年06月12日]
      掲載