【活用ガイド】

JVNDB-2014-002817

z/OS 上で稼働する IBM CICS Transaction Server におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

z/OS 上で稼働する IBM CICS Transaction Server は、CEMT トランザクションを適切に実装していないため、サービス運用妨害 (storage overlay) の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • CICS Transaction Server for z/OS 3.1
  • CICS Transaction Server for z/OS 3.2
  • CICS Transaction Server for z/OS 4.1
  • CICS Transaction Server for z/OS 4.2
  • CICS Transaction Server for z/OS 5.1

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、無効な 3270 データストリームを送信するにあたり、 3270 エミュレータを利用することで、サービス運用妨害 (storage overlay) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3042
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3042
更新履歴

  • [2014年06月11日]
      掲載

公表日2014/06/06
登録日2014/06/11
最終更新日2014/06/11