【活用ガイド】

JVNDB-2014-002774

Linux Kernel の kernel/auditsc.c における重要なシングルビット値をカーネルメモリから取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の kernel/auditsc.c は、CONFIG_AUDITSYSCALL が特定の syscall ルールで有効になっている場合、重要なシングルビット値をカーネルメモリから取得される、またはサービス運用妨害 (OOPS) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.14.5 まで
レッドハット
  • Red Hat Enterprise MRG 2.0
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 6

想定される影響

ローカルユーザにより、syscall 番号の過度に大きな値を介して、重要なシングルビット値をカーネルメモリから取得される、またはサービス運用妨害 (OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3917
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3917
更新履歴

  • [2014年06月09日]
      掲載