【活用ガイド】

JVNDB-2014-002772

GNU Libtasn1 の asn1_read_value_type および asn1_read_value 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

GNU Libtasn1 の (1) asn1_read_value_type および (2) asn1_read_value 関数には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) の脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU Libtasn1 3.6 未満
  • GnuTLS
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 6

想定される影響

攻撃者により、ivalue 引数の NULL 値を介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3469
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3469
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0247
更新履歴

  • [2014年06月09日]
      掲載
    [2014年07月28日]
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-0594) を追加
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-0596) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in GNU Libtasn1) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in GnuTLS) を追加
    [2014年08月06日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0815) を追加
    [2015年06月09日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0247) を追加