【活用ガイド】

JVNDB-2014-002674

Samba の内部 DNS サーバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Samba の内部 DNS サーバは、レスポンスを送信する前に受信している DNS メッセージのヘッダセクション内の QR フィールドを確認しないため、サービス運用妨害 (CPU および帯域幅消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-1999-0103 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 4.0.18 未満の 4.x

想定される影響

第三者により、通信ループを誘発する偽造されたレスポンスパケットを介して、サービス運用妨害 (CPU および帯域幅消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0239
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0239
  2. 関連文書 : Vulnerability CVE-2014-0239
更新履歴

  • [2014年05月29日]
      掲載