【活用ガイド】

JVNDB-2014-002673

Samba におけるプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Samba は、特定の vfs シャドウコピーの設定が有効になっている場合、SRV_SNAPSHOT_ARRAY レスポンスフィールドを適切に初期化しないため、プロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-665: Improper Initialization (不適切な初期化) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/665.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 3.6.6 から 3.6.23
  • Samba 4.0.18 未満の 4.0.x
  • Samba 4.1.8 未満の 4.1.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、(1) FSCTL_GET_SHADOW_COPY_DATA または (2) FSCTL_SRV_ENUMERATE_SNAPSHOTS リクエストを介して、プロセスメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な初期化(CWE-665) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0178
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0178
  2. 関連文書 : Vulnerability CVE-2014-0178
  3. 関連文書 : MGASA-2014-0279
更新履歴

  • [2014年05月29日]
      掲載
    [2014年07月28日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0279) を追加
    [2014年10月06日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2014-0178 Information Disclosure vulnerability in Samba) を追加