【活用ガイド】

JVNDB-2014-002533

OS X 上で稼動する Apple iTunes におけるファイルを変更される脆弱性

概要

OS X 上で稼動する Apple iTunes は、リブート中に誰でも書き込み可能な権限 (world-writable permission) を /Users および /Users/Shared に設定するため、ファイルを変更され、その結果、任意のユーザアカウントのアクセス権を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


アップル
  • iTunes 11.2.1 未満 (Mac OS X v10.6.8 以降)

想定される影響

ローカルユーザにより、標準的なファイルシステムの操作を介して、ファイルを変更され、その結果、任意のユーザアカウントのアクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アップル
  • Apple Security Updates : HT6251
  • Apple セキュリティアップデート : HT6251
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1347
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1347
  2. 関連文書 : APPLE-SA-2014-05-16-1 iTunes 11.2.1
更新履歴

  • [2014年05月20日]
      掲載