【活用ガイド】

JVNDB-2014-002453

Linux Kernel の drivers/block/floppy.c の raw_cmd_copyout 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/block/floppy.c の raw_cmd_copyout 関数は、FDRAWCMD ioctl コールの処理中に特定のポインタへのアクセスを適切に制限しないため、カーネルヒープメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.14.3 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、/dev/fd device への書き込みアクセス権を利用されることで、カーネルヒープメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1738
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1738
更新履歴

  • [2014年05月13日]
      掲載
    [2014年08月06日]
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-0771) を追加
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-3043) を追加