【活用ガイド】

JVNDB-2014-002442

OpenStack Neutron の L3 エージェントにおける任意のテナントのルータにポートを接続される脆弱性

概要

OpenStack Neutron の L3 エージェントは、ポートを作成する際にテナント ID をチェックしないため、任意のテナントのルータにポートを接続される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 13.10
OpenStack
  • OpenStack Neutron 2012.2 以上 2013.2.3 未満

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、port-create コマンドのデバイス ID を介して、任意のテナントのルータにポートを接続される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical OpenStack レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0056
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0056
更新履歴

  • [2014年05月12日]
      掲載
    [2014年06月09日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0516) を追加