【活用ガイド】

JVNDB-2014-002401

Linux Kernel の drivers/tty/n_tty.c の n_tty_write 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/tty/n_tty.c の n_tty_write 関数は、"LECHO & !OPOST" の場合における tty ドライバアクセスを適切に管理しないため、サービス運用妨害 (メモリ破損およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.14.3 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、過度に長い文字列を伴う読み込みおよび書き込み操作を含む競合状態を誘発されることで、サービス運用妨害 (メモリ破損およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux Novell オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0196
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0196
更新履歴

  • [2014年05月08日]
      掲載
    [2014年06月17日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0512) を追加
    [2014年07月28日]
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-0771) を追加