【活用ガイド】

JVNDB-2014-002322

複数の Mozilla 製品の libxul.so の nsHostResolver::ConditionallyRefreshRecord 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Mozilla Firefox、Thunderbird、および SeaMonkey の libxul.so の nsHostResolver::ConditionallyRefreshRecord 関数には、ホスト名解決に関する処理に不備があるため、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (ヒープメモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 29.0 未満
  • Mozilla Firefox ESR 24.5 未満の 24.x
  • Mozilla SeaMonkey 2.26 未満
  • Mozilla Thunderbird 24.5 未満

想定される影響

第三者により、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (ヒープメモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2014-46
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2014-46
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1532
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1532
更新履歴

  • [2014年05月01日]
      掲載
    [2014年05月27日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0448) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0449) を追加