【活用ガイド】

JVNDB-2014-002283

Microsoft Internet Explorer 9 から 11 における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 9 から 11 には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性」と記載されています。

本脆弱性は、CanSecWest 2014 の Pwn2Own コンペティションにおいて実証されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Windows 8.1

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1766
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1766
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年6月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0025
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-030,031,032,033,034,035,036)(2014年06月11日)
  5. 関連文書 : Pwn2Own results for Thursday (Day Two)
更新履歴

  • [2014年04月30日]
      掲載
    [2014年06月13日]
      タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      影響を受けるシステム:マイクロソフト (MS14-035) の情報を追加
      想定される影響:内容を更新
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:マイクロソフト (MS14-035) を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (Assessing risk for the June 2014 security updates) を追加
      参考情報:IPA セキュリティセンター 注意喚起 (Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年6月)) を追加
      参考情報:JPCERT 注意喚起 (JPCERT-AT-2014-0025) を追加
      参考情報:警察庁 @police (マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-030,031,032,033,034,035,036)(2014年06月11日)) を追加