【活用ガイド】

JVNDB-2014-002277

Linux Kernel の Netlink の実装におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の Netlink の実装は、ソケットの開放に基づいてソケット操作を認証するメカニズムを提供しないため、アクセス制限を回避され、ネットワークの設定を変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.14.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、setuid プログラムの (1) stdout または (2) stderr に Netlink ソケットを使用されることで、アクセス制限を回避され、ネットワークの設定を変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0181
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0181
更新履歴

  • [2014年04月30日]
      掲載
    [2014年12月18日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1959) を追加
      ベンダ情報:kernel.org (commit 47026b1fcb6328417277bb3a61b055f138d29eda) を追加
      ベンダ情報:kernel.org (commit 7ab9233c18a4413c7db130c96aa16fae89e06547) を追加