【活用ガイド】

JVNDB-2014-002276

Adobe Flash Player におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Adobe Flash Player には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性への攻撃が 2014 年 4 月に観測されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome (Windows/Linux/Macintosh:Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満)
アドビシステムズ
  • Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満の 11.8.x から 13.0.x (Windows および Macintosh)
  • Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満の 11.8.x から 13.0.x (Windows 8.0 版の Internet Explorer 10)
  • Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満の 11.8.x から 13.0.x (Windows 8.1 版の Internet Explorer 11)
  • Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満の 11.8.x から 13.0.x (Windows 版、Machintosh 版および Linux 版の Chrome)
  • Adobe Flash Player 11.7.700.279 未満 (Windows および Macintosh)
  • Adobe Flash Player 11.2.202.356 未満 (Linux)
マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10 (Windows 8/Windows Server 2012/Windows RT:Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満)
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 8.1/Windows Server 2012 R2/Windows RT 8.1:Adobe Flash Player 13.0.0.206 未満)

想定される影響

第三者により、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google アドビシステムズ マイクロソフト レッドハット 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0515
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0515
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0019
  3. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Flash Player のセキュリティ修正プログラムについて(2014年04月30日)
  4. IPA 緊急対策情報 : Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB14-13)(CVE-2014-0515)
更新履歴

  • [2014年04月30日]
      掲載
    [2014年05月08日]
      ベンダ情報:富士通 (アドビ システムズ社 Adobe Flash Player の脆弱性に関するお知らせ) を追加
    [2014年06月04日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0447) を追加