【活用ガイド】

JVNDB-2014-002233

rsync の check_secret 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

rsync の authenticate.c 内の check_secret 関数には、サービス運用妨害 (無限ループおよび CPU 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Samba Project
  • rsync 3.1.0 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、secrets ファイルに存在しないユーザ名を介して、サービス運用妨害 (無限ループおよび CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2855
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2855
  2. 関連文書 : MGASA-2015-0065
更新履歴

  • [2014年04月25日]
      掲載
    [2015年06月23日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2015-0065) を追加
    [2015年12月02日]
      CVSS による深刻度:内容を更新