【活用ガイド】

JVNDB-2014-002187

cURL および libcurl におけるサーバになりすまされる脆弱性

概要

cURL および libcurl は、Windows 上で稼動し、かつ SChannel/Winssl TLS バックエンドを使用している場合、数値 IP アドレスを使用する URL にアクセスする際に、サーバのホスト名が X.509 証明書のサブジェクトの Common Name (CN) または SubjectAltName フィールドのドメイン名と一致することを検証しないため、サーバになりすまされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Haxx
  • cURL 7.27.0 から 7.35.0
  • libcurl 7.27.0 から 7.35.0
IBM
  • IBM Advanced Settings Utility (ASU) 9.52 およびそれ以前
  • IBM Dynamic System Analysis (DSA) 9.52 およびそれ以前
  • IBM ToolsCenter Suite 9.52 およびそれ以前
  • IBM UpdateXpress System Packs Installer (UXSPI) 9.52 およびそれ以前

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、任意の有効な証明書を介して、サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Chef Software, Inc. Haxx IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2522
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2522
更新履歴

  • [2014年04月23日]
      掲載
    [2014年08月06日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:IBM (MIGR-5095862) を追加