【活用ガイド】

JVNDB-2014-002174

Python Image Library および Pillow における任意のファイルを上書きされる脆弱性

概要

Python Image Library (PIL) および Pillow の (1) JpegImagePlugin.py の load_djpeg 関数、(2) EpsImagePlugin.py の Ghostscript 関数、(3) IptcImagePlugin.py の load 関数、および (4) Image.py の _copy 関数 は、一時ファイルを適切に作成しないため、任意のファイルを上書きされる、および重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fredrik Lundh
  • Python Imaging Library 1.1.7 およびそれ以前
Python Software Foundation
  • Python Pillow 2.3.1 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、一時ファイルへのシンボリックリンク攻撃を介して、任意のファイルを上書きされる、および重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : #737059
Fredrik Lundh Python Software Foundation オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1932
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1932
更新履歴

  • [2014年04月22日]
      掲載
    [2014年08月11日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in Python Image Library (PIL)) を追加