【活用ガイド】

JVNDB-2014-002130

OpenStack Identity の V3 API におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenStack Identity (Keystone) の V3 API には、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenStack
  • Openstack Keystone 2013.2.4 未満の 2013.1
  • Openstack Keystone icehouse-rc2 未満の icehouse

想定される影響

第三者により、一つのリクエスト内の大量の同一の認証メソッド、別名 "認証連鎖 (authentication chaining)" を介して、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2828
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2828
  2. 関連文書 : [oss-security] 20140410 [OSSA 2014-013] Keystone DoS through V3 API authentication chaining (CVE-2014-2828)
更新履歴

  • [2014年04月18日]
      掲載
    [2014年08月11日]
      ベンダ情報：オラクル (CVE-2014-2828 Authentication Issues vulnerability in OpenStack Identity (Keystone)) を追加
    [2014年11月21日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2014:1688) を追加
    [2015年12月02日]
      CVSS による深刻度：内容を更新

公表日2014/04/03
登録日2014/04/18
最終更新日2015/12/02