【活用ガイド】

JVNDB-2014-002005

Linux Kernel の drivers/vhost/net.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/vhost/net.c は、マージ可能なバッファが無効な場合、パケット長を適切に検証しないため、サービス運用妨害 (メモリ破損およびホスト OS クラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.10 未満

想定される影響

巧妙に細工されたパケットを介して、ゲスト OS ユーザにより、サービス運用妨害 (メモリ破損およびホスト OS クラッシュ) 状態にされる、またはホスト OS の権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0077
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0077
更新履歴

  • [2014年04月16日]
      掲載