【活用ガイド】

JVNDB-2014-001820

OpenSSH のクライアントにおける SSHFP DNS RR チェックのスキップを誘発される脆弱性

概要

OpenSSH のクライアントの sshconnect.c 内の verify_host_key 関数には、SSHFP DNS RR チェックのスキップを誘発される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 6.6 およびそれ以前

想定される影響

リモートサーバにより、受け入れられない HostCertificate を提示されることで、SSHFP DNS RR チェックのスキップを誘発される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : 742513
IBM OpenBSD オラクル ヒューレット・パッカード レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2653
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2653
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0166
更新履歴

  • [2014年03月28日]
      掲載
    [2014年06月30日]
      ベンダ情報:IBM (AIX OpenSSH Vulnerability) を追加
    [2014年11月26日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1552) を追加
    [2014年12月08日]
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBUX03188 SSRT101487) を追加
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0166) を追加
    [2015年05月12日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0425) を追加
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加