【活用ガイド】

JVNDB-2014-001815

Red Hat Enterprise Linux 上で稼働する Linux Kernel パッケージにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 上で稼働する Linux Kernel パッケージの vhost-net サブシステムの drivers/vhost/net.c 内の get_rx_bufs 関数は、vhost_get_vq_desc エラーを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (ホスト OS クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Server AUS (v. 6.5)
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS (v. 6.5.z)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 6)

上記の製品で稼動する Linux Kernel パッケージ 2.6.32-431.11.2 未満が、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、サービス運用妨害 (ホスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0055
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0055
更新履歴

  • [2014年03月28日]
      掲載
    [2014年05月02日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0339) を追加