【活用ガイド】

JVNDB-2014-001780

Linux Kernel の net/netfilter/nf_conntrack_proto_dccp.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/netfilter/nf_conntrack_proto_dccp.c は、DCCP ヘッダポインタを不適切に使用するため、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.6 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、(1) dccp_new 関数、(2) dccp_packet 関数、または (3) dccp_error 関数の呼び出しを誘発する DCCP パケットを介して、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2523
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2523
更新履歴

  • [2014年03月25日]
      掲載
    [2014年04月04日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新