【活用ガイド】

JVNDB-2014-001610

Linux Kernel の net/ipv6/route.c 内の ip6_route_add 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/ipv6/route.c 内の ip6_route_add 関数は、ルートの追加を適切にカウントしないため、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.6 まで

想定される影響

第三者により、大量の ICMPv6 ルータ広告 (Router Advertisement) パケットを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2309
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2309
  2. 関連文書 : Re: CVE Request: Linux kernel: IPv6: crash due to router advertisement flooding
更新履歴

  • [2014年03月12日]
      掲載