【活用ガイド】

JVNDB-2014-001608

Linux Kernel の net/sctp/sm_statefuns.c 内の sctp_sf_do_5_1D_ce 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/sctp/sm_statefuns.c 内の sctp_sf_do_5_1D_ce 関数は、sctp_sf_authenticate を呼び出す前に、特定の auth_enable および auth_capable フィールドを検証しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.6 まで

想定される影響

第三者により、COOKIE_ECHO チャンクの前の、変更された INIT チャンクおよび巧妙に細工された AUTH チャンクを伴う SCTP ハンドシェイクを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0101
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0101
  2. 関連文書 : CVE-2014-0101 -- Linux kernel: net: sctp: null pointer dereference when processing authenticated cookie_echo chunk
更新履歴

  • [2014年03月12日]
      掲載
    [2014年04月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0328) を追加