【活用ガイド】

JVNDB-2014-001606

Linux Kernel の arch/x86/kvm/x86.c におけるホスト OS 上で任意のコードを実行される脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/kvm/x86.c 内の complete_emulated_mmio 関数には、ホスト OS 上で任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.4 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.6 未満

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、特定の cancel_work_item データに影響を与える不正なメモリコピーを誘発するループを利用されることで、ホスト OS 上で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0049
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0049
  2. 関連文書 : CVE-2014-0049 -- Linux kernel: kvm: mmio_fragments out-of-the-bounds access
更新履歴

  • [2014年03月12日]
      掲載