【活用ガイド】

JVNDB-2014-001518

Linux Kernel の fs/cifs/file.c 内の cifs_iovec_write 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/cifs/file.c 内の cifs_iovec_write 関数は、要求されたバイト数よりも少なくコピーされた、キャッシュされない書き込み操作を適切に処理しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得される、サービス運用妨害 (メモリ破損およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.5 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたポインタを伴う writev システムコールを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得される、サービス運用妨害 (メモリ破損およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0069
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0069
更新履歴

  • [2014年03月03日]
      掲載
    [2014年04月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0328) を追加