【活用ガイド】

JVNDB-2014-001356

VDL で使用される Sophos Anti-Virus エンジンにおけるアンチウィルスプロテクションを回避される脆弱性

概要

VDL で使用される Sophos Anti-Virus (SAVi) エンジンは、特定のグローバルおよびセッションオブジェクトに対して ACL を設定しないため、アンチウィルスプロテクションを回避される、サービス運用妨害 (リソースの消費、CPU 資源の消費、および最終的にクラッシュ) 状態にされる、または "ready for update" のメッセージを偽装される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ソフォス
  • Sophos Anti-Virus 9.7.9 VDL 4.97G 未満の 9.7.x
  • Sophos Anti-Virus 10.0.11 VDL 4.97G 未満の 10.0.x
  • Sophos Anti-Virus 10.3.1 VDL 4.97G 未満の 10.3.x
  • Sophos Anti-Virus エンジン 3.5 未満の 3.x

想定される影響

ローカルユーザにより、ミューテックス (Mutex) での特定の操作、または以下の要素を含むイベントを実行されることで、アンチウィルスプロテクションを回避される、サービス運用妨害 (リソースの消費、CPU 資源の消費、および最終的にクラッシュ) 状態にされる、または "ready for update" のメッセージを偽装される可能性があります。

(1) DataUpdateRequest
(2) MmfMutexSAV-****
(3) MmfMutexSAV-Info
(4) ReadyForUpdateSAV-****
(5) ReadyForUpdateSAV-Info
(6) SAV-****
(7) SAV-Info
(8) StateChange
(9) SuspendedSAV-****
(10) SuspendedSAV-Info
(11) UpdateComplete
(12) UpdateMutex
(13) UpdateRequest
(14) SophosALMonSessionInstance
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ソフォス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1213
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1213
更新履歴

  • [2014年02月12日]
      掲載