【活用ガイド】

JVNDB-2014-001004

Synology DiskStation Manager にアクセス制御不備の脆弱性

概要

Synology が提供する DiskStation Manager には、HTTP リクエストの処理に問題があり、アクセス制御不備の脆弱性が存在します。

本脆弱性を使用した攻撃が観測されています。また、本脆弱性を使用した攻撃コードも公開されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Synology Inc.
  • DiskStation Manager version 4.3-3776-3 およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者によって、root 権限でシステム上のファイルに追加書き込みされる可能性があります。結果として、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
Synology が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

なお、次に挙げるバージョンでは、本脆弱性が修正されています。

 * DSM4.0-2259
 * DSM4.2-3243
 * DSM4.3-3810 Update 1
ベンダ情報

Synology Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-6955
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95919136
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-6955
  3. @Police : 脆弱性が存在するNASの探索と考えられる宛先ポート5000/TCPに対するアクセスの急増について (PDF)
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#615910
更新履歴

  • [2014年01月09日]
      掲載
    [2014年01月15日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2013-6955) を追加
    [2014年03月07日]
      概要:内容を更新
      参考情報:@Police (脆弱性が存在するNASの探索と考えられる宛先ポート5000/TCPに対するアクセスの急増について (PDF)) を追加