【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2014-000129

OpenAM におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ForgeRock が提供する OpenAM は、オープンソースのアクセス管理ソフトウエアです。OpenAM には、Cookie の処理に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します (CWE-400)。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 岩片 靖 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ForgeRock
  • OpenAM 9.5.3-9.5.5
  • OpenAM 10.0.0-10.0.2
  • OpenAM 10.1.0-Xpress
  • OpenAM 11.0.0-11.0.2

想定される影響

複数のサーバを使用する "サイト" 構成で OpenAM を運用している場合、OpenAM で認証可能なユーザによって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃の被害を受ける可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、対応するパッチを適用してください。
ベンダ情報

ForgeRock
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7246
参考情報

  1. JVN : JVN#65559247
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7246
  3. IPA 重要なセキュリティ情報 : 「OpenAM」におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性対策について(JVN#65559247)
  4. 関連文書 : OpenAMのセキュリティに関する脆弱性と製品アップデートのお知らせ [AM20141106-1] オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 
更新履歴

  • [2014年11月10日]
      掲載
    [2014年11月12日]
      ベンダ情報:ForgeRock (5th Nov 2014: OpenAM Security Advisory #201404) のリンクを更新
    [2014年11月17日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2014-7246) を追加
    [2014年11月20日]
      参考情報:関連文書 (OpenAMのセキュリティに関する脆弱性と製品アップデートのお知らせ [AM20141106-1]) を追加