【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2014-000103

EmFTP における実行ファイル読み込みに関する脆弱性

概要

株式会社エムソフトが提供する EmFTP は、FTP/SFTP クライアントソフトウエアです。EmFTP には、ファイルの読み込み処理に問題があり、ローカル側の拡張子が付いていないファイルを開く場合に、実行ファイルなどの意図しないファイルを読み込んでしまう脆弱性が存在します。
たとえば、同一のディレクトリにテキストファイル example (拡張子なしのファイル名) と実行ファイル example.exe が置かれている場合、当該製品上で example を開こうとすると、example.exe が実行されます。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


株式会社エムソフト
  • EmFTP Professional
  • EmFTP Standard

想定される影響

プログラムを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[ワークアラウンドを実施する]
開発者によると、EmFTP の開発は終了しており、次のワークアラウンドを推奨しています。
* ローカル側の拡張子の付いていないファイルを開く場合には、EmFTP から直接開かず、他の方法 (スタートメニューの [ファイル名を指定して実行]、Windows Explorer など) から開くようにしてください。
ベンダ情報

株式会社エムソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3910
参考情報

  1. JVN : JVN#50367052
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3910
更新履歴

  • [2014年09月04日]
      掲載
    [2014年09月09日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2014-3910) を追加