【活用ガイド】

JVNDB-2013-006747

Linux Kernel の net/unix/af_unix.c における AF_UNIX ソケットのパーミッションを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の net/unix/af_unix.c には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、AF_UNIX ソケットのパーミッションを回避される、またはサービス運用妨害 (パニック) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-416: Use-after-free (解放済みメモリの使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/416.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.3.3 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された epoll_ctl コールを介して、AF_UNIX ソケットのパーミッションを回避される、またはサービス運用妨害 (パニック) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7446
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7446
更新履歴

  • [2016年01月05日]
      掲載