【活用ガイド】

JVNDB-2013-006736

PHP における WSDL インジェクション攻撃を実行される脆弱性

概要

PHP の (1) php.ini-production および (2) php.ini-development の soap.wsdl_cache_dir のデフォルト設定は、/tmp ディレクトリを指定しているため、WSDL インジェクション攻撃を実行される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-74: Improper Neutralization of Special Elements in Output Used by a Downstream Component (インジェクション) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/74.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.6.7 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、/tmp 配下に ext/soap/php_sdl.c の get_sdl 関数に使用される予測可能なファイル名のファイルを作成されることで、WSDL インジェクション攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-6501
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-6501
更新履歴

  • [2015年04月02日]
      掲載
    [2015年08月31日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - July 2015) を追加