【活用ガイド】

JVNDB-2013-006732

Linux Kernel の Crypto API における任意のカーネルモジュールをロードされる脆弱性

概要

Linux Kernel の Crypto API には、任意のカーネルモジュールをロードされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-9644 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.18.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、 salg_name フィールドのモジュール名を持つ AF_ALG ソケットに対する bind システムコールを介して、任意のカーネルモジュールをロードされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な権限管理(CWE-269) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7421
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7421
  2. 関連文書 : Re: user ns: arbitrary module loading
更新履歴

  • [2015年03月04日]
      掲載