【活用ガイド】

JVNDB-2013-006635

複数の OS 上で稼動する IBM Tivoli Storage Manager for Space Management のバックアップ/アーカイブ・クライアントにおけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Linux、AIX、Solaris および HP-UX 上で稼動する IBM Tivoli Storage Manager for Space Management のバックアップ/アーカイブ・クライアントには、バックアップおよびリストア操作にわたりファイルパーミッションを保持しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Tivoli Storage Manager for Space Management 6.1.5.6 未満の 6.x (HP-UX および Solaris)
  • IBM Tivoli Storage Manager for Space Management 6.2.5.3 未満の 6.x (Linux および AIX)
  • IBM Tivoli Storage Manager for Space Management 6.3.2 未満の 6.3.x (Linux および AIX)
  • IBM Tivoli Storage Manager for Space Management 6.4.2 未満の 6.4.x (Linux および AIX)
  • IBM Tivoli Storage Manager for Space Management 5.x (HP-UX/Solaris/Linux/AIX)
  • IBM AIX
Linux
  • Linux Kernel
サン・マイクロシステムズ
  • Solaris
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX

想定される影響

ローカルユーザにより、標準のファイルシステム操作を介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パーミッションの不適切な保持(CWE-281) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-6335
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-6335
更新履歴

  • [2014年08月27日]
      掲載