【活用ガイド】

JVNDB-2013-006406

libvirt の qemu/qemu_migration.c の qemuMigrationWaitForSpice 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libvirt の qemu/qemu_migration.c の qemuMigrationWaitForSpice 関数は、シームレスな SPICE の移行を行う際に適切にモニタを入力しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび libvirtd クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Novell
  • openSUSE 13.1
レッドハット
  • libvirt 1.1.3 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、domblkstat が qemuMonitorGetSpiceMigrationStatus 関数として同時に呼び出されることで、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび libvirtd クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

libvirt.org Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7336
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7336
  2. 関連文書 : Re: CVE request -- libvirt: unprivileged user can crash libvirtd during spice migration
更新履歴

  • [2014年05月08日]
      掲載