【活用ガイド】

JVNDB-2013-005998

OpenLDAP の rwm オーバーレイにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenLDAP の rwm オーバーレイは、参照を適切にカウントしないため、サービス運用妨害 (slapd クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenLDAP Foundation
  • OpenLDAP 2.4.23
  • OpenLDAP 2.4.36 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、検索リクエストの送信直後にバインドを解除されることで、rwm_op_search がセッションコンテキストを使用しているにも関わらず、rwm_conn_destroy がセッションコンテキストを解放してしまうため、サービス運用妨害 (slapd クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenLDAP Foundation レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4449
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4449
更新履歴

  • [2014年02月07日]
      掲載
    [2015年08月10日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0206) を追加