【活用ガイド】

JVNDB-2013-005980

MSM デバイス用 Qualcomm Innovation Center Android コントリビューションなどで使用される Linux Kernel 用 MSM カメラドライバにおける重要な情報を取得される脆弱性

概要

MSM デバイス用 Qualcomm Innovation Center (QuIC) Android コントリビューション、およびその他の製品で使用される Linux Kernel 3.x 用 MSM カメラドライバには、以下に関する処理に不備があるため、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

(1) drivers/media/platform/msm/camera_v1/mercury/msm_mercury_sync.c
(2) drivers/media/platform/msm/camera_v2/jpeg_10/msm_jpeg_sync.c
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Android for MSM
  • Android for MSM 2.6.29
クアルコム
  • QuIC Mobile Station Modem 3.4

想定される影響

攻撃者により、以下の項目を介して、権限を取得される可能性があります。

(1) 巧妙に細工された MSM_MCR_IOCTL_EVT_GET システムコール
(2) 巧妙に細工された MSM_JPEG_IOCTL_EVT_GET システムコール
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

クアルコム
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4739
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4739
更新履歴

  • [2014年02月05日]
      掲載