【活用ガイド】

JVNDB-2013-005910

Spring Framework の Spring OXM ラッパーにおける任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

Spring Framework の Spring OXM ラッパーは、JAXB marshaller を使用する場合、エンティティ解決を無効にしないため、任意のファイルを読まれる、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、およびクロスサイトリクエストフォージェリ攻撃を実行される脆弱性が存在します。

本件は、XML 外部エンティティ (XXE) の問題に関する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


SpringSource
  • Spring Framework 3.2.4 未満
  • Spring Framework 4.0.0.M1

想定される影響

攻撃者により、以下の項目のエンティティ参照に関連する XML 外部エンティティ宣言を介して、任意のファイルを読まれる、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、およびクロスサイトリクエストフォージェリ攻撃を実行される可能性があります。

(1) DOMSource
(2) StAXSource
(3) SAXSource
(4) StreamSource
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SpringSource レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4152
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4152
更新履歴

  • [2014年01月27日]
      掲載
    [2015年08月03日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0400) を追加
    [2015年08月10日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0212) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0254) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0245) を追加
    [2015年08月11日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0254) を追加