【活用ガイド】

JVNDB-2013-005876

util-linux のマウントおよびアンマウントにおける制限されたディレクトリの存在を特定される脆弱性

概要

util-linux の (a) マウントおよび (b) アンマウントには、制限されたディレクトリの存在を特定される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


kernel.org
  • util-linux 2.14.1
  • util-linux 2.17.2
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6

上記以外のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

ローカルユーザにより、(1) --guess-fstype コマンドラインオプションを使用される、または (2) 存在しないデバイスをマウントしようとすることで、ディレクトリが存在するかどうかに応じて異なるエラーメッセージを生成するため、制限されたディレクトリの存在を特定される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : #697464
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0157
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0157
更新履歴

  • [2014年01月23日]
      掲載